先日、うちの愛猫こむぎ(ブリティッシュショートヘア)がトイレをしたあと、お尻をウェットティッシュで軽く拭いた時に血がついているのを発見しました。一見、元気そうで普段と変わらない様子だったので驚きましたが、翌日・その翌日にも同様の症状があり、動物病院で相談したところ、獣医師から「人間から感染した**新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)**が関係している可能性」があると言われました。
この記事では、私たちが実際に経験した症状、獣医師とのやりとり、そして人から猫へのコロナ感染に関する科学的な根拠を整理して紹介します。同じように「猫のお尻に血がついた」「コロナがペットに移るって本当?」と不安になる飼い主さんの参考になればと思い、実体験をオープンにシェアします。
こむぎの症状と経緯
日常のケア習慣
私たち夫婦は、こむぎがトイレをした後、必ずお尻周りをウェットティッシュで拭く習慣があります。これはトイプードルきなこを飼って他時から、毎回必ず毛が多い猫種だと特に衛生を保つために大切だと思って、日々やってきました。
血が出た発見
- 最初の日:トイレ後にウェットティッシュで拭いたところ、ごく少なめの出血がついていました。ただし、うんちそのものには血は混じっていないように見えました。
- 翌日:同じようにお尻を拭いたら、また血がついていた。その日の夜、処理をしてウェットティッシュを見ると再び少量の血。
- さらに翌日(午前中):11時ごろ、こむぎがトイレをして、拭いたウェットティッシュには今度は少し多めの血がついていました。
受診の決断
その日は夜ではなく、幸いにも動物病院が開いていました。ただ、車が使えずタクシーを検討するなど状況は緊迫。妻は仕事でいなく自分も午後から仕事、しかしこむぎの方が一大事と思い、すぐに獣医師に電話連絡しました。
獣医師とのやりとりと診断
獣医師への症状説明
電話で以下のことを伝えました:
- 拭いたティッシュに血が付くが、うんちに明らかな血の混ざりは見られない
- こむぎは食欲・元気・水分摂取ともに普段通りである
- 拭いた時にお尻の外側、特に肛門周りに**小さな膿疱(膿がたまったようなできもの)**のようなものがあった気がする
獣医師の所見
- 獣医師は「たまに猫でもお尻(肛門周り)から少量出血するケースはあるが、便そのものに血が混ざっているわけではない」と説明。
- こむぎが元気で、特に普段と変わらず、全身症状がないため、緊急の大がかりな検査をすぐにする必要はないと判断。
- その際、私が「実は先月末に私がコロナに感染していた」ことを伝えると、獣医師は「それですね(人からのコロナ感染が原因)かもしれない」と言われました。
結論(診療方針)
- 当日は来院せずともよいとの判断。
- 経過観察を継続し、もし再発したり出血量が増える、他の症状が出るようで心配であれば来て下さい
- こむぎの場合、その後はお尻からの血は再度確認されていないとのこと。私たちは、かかりつけの信頼できる獣医師がいて本当に助かりました。
人から猫へのコロナ感染(SARS-CoV-2)は起こるのか:科学的根拠をわかりやすく解説
■ 結論:人 → 猫への感染は「確認されている」
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は 人から猫へ感染するケースが世界中で報告 されています。
特に「飼い主が感染していた場合」に猫が陽性になる報告が複数の研究で示されています。
■ 科学的に分かっていること
猫はウイルスに感染することがある
・実験研究では、猫はウイルスに感染し増殖することが確認されています。
・感染した猫が、他の猫へうつした例 も報告(ただし人ほど効率は高くない)。
人 → 猫の感染はあり得るが、猫 → 人はほぼ確認されていない
・世界保健機関(WHO)やアメリカCDCは、
「猫から人に感染した確かな証拠はない」 としています。
・あくまで “人 → 猫” が中心。
猫の症状は「軽症が多い」が、無症状も多い
・くしゃみ・咳・元気消失・食欲低下などの軽い呼吸器症状が多い。
・多くは自然に回復すると報告されています。
飼い主さんへのアドバイス
以下は、今回の経験から私たちが学んだこと、および他の猫を飼っている方へ向けた実践的なアドバイスです。
- こまめなケアを習慣にする
- トイレの後にお尻や肛門まわりを拭く習慣があると、異常(血・ただれなど)を見つけやすくなります。
- 拭くときは優しく、過度な刺激を与えないように注意。 - 異常があれば記録を取る
- 出血の頻度、量(ごく少量〜多め)、色(鮮血・暗赤など)、どこに血がついていたか(ティッシュ・うんち本体)をメモしておく。
- 餌の変化やストレス、生活環境に変化がなかったかも合わせて記録。 - 獣医師に早めに相談
- 出血が再発する、量が増える、他に症状(元気がない・食欲低下・下痢等)があれば、かかりつけの獣医に早めに相談する。
- 「人間がコロナに感染していた」など、背景情報もきちんと伝える。 - 予防・感染対策
- 飼い主がコロナに感染した時は、猫との接触をできるだけ控え、マスクや手洗いを徹底する。
- 定期的な健康チェックも大切。
まとめ(結論)
- 私たちの愛猫こむぎは、トイレ後のお尻拭きで血がつくという症状が2〜3日続きましたが、元気・食欲共に問題はなく、かかりつけの動物病院で経過観察になりました。
- 獣医師との対話の中で「人(私)が先にコロナに感染していたこと」が示唆され、人から猫へのSARS-CoV-2感染の可能性が検討されました。
- 科学的には、猫がSARS-CoV-2に感染する報告はいくつもあり、飼い主から猫への感染も複数の研究・報告で示唆されています。 厚生労働省+1
- 一方で、猫から人への明確な伝播(逆感染)は現時点では報告例が非常に少なく、感染リスクを過度に恐れる必要はないと考えられますが、「無視できるリスクでもない」が現状です。
- 飼い主としては、日常のケア(お尻の拭き取り)、異常の記録、そして異常時の早めの受診が非常に重要。
- 私たちは今回の経験をブログで共有することで、他の猫を飼っている方への気づきになればと願っています。



