猫を迎えた飼い主さんにとって「避妊手術」は大切な健康管理の一つです。
発情期のストレスを防ぎ、将来的な病気(子宮蓄膿症や乳腺腫瘍など)のリスクを減らすことにもつながります。こむぎも子猫でメスなので必ず考えることのひとつが「避妊手術」です。
「いつ手術をすべきか?」「費用や体への負担は?」といった疑問を持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか。
私自身も、愛猫「こむぎ」と暮らし始めてから、避妊手術のタイミングについて真剣に悩みました。この記事では、こむぎの実体験を交えながら、手術のメリットや注意点、飼い主が知っておくべき準備について詳しく解説します。
とはいえ、手術後の回復期間にはどんなことに気をつければいいのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、猫の避妊手術後の回復期間の流れ・具体的な注意点・飼い主ができるサポート方法を、我が家の猫「こむぎ」の観察記録を交えて詳しく解説します。
避妊手術後の回復期間の目安
一般的に、猫の避妊手術は日帰り〜1泊入院で行われることが多いです。
ただし回復スピードには個体差があります。
こむぎを病院から帰ってきてすぐに、縫合したお腹に触れないよう注意しながら優しく拭き取りました。毛に薬剤が固まっていましたが、処置は最小限にとどめ、すぐにケージに寝かせて安静にさせました。
前日午前10時頃に預けてそれから翌日の10時にお迎え24時間、一切水も食事も取ってなかったです。帰りに車に入れると助手席で妻の膝の上でキャリーケースの中でオシッコを一気にしてました。下にはトイレシートを敷いてましたが辛い思いをさせたと思ってます。
家に帰ってまず身体を綺麗にお腹の縫い口に気をつけて優しく拭いてあげました。
体の毛に薬が付いててそれが毛に絡まって固くなってたしてましたが、術後なのでまずは安静にさせるためにケージに寝かせました、ケージはいつでも出れるように開けてましたが流石に寝てました。
ケージから出てきた時はしっかりと優しく抱っこして安心できるようにして声をかけました。
飼い主の役割はとにかく気をつけて見守りました。「過度に動かさない」「傷口を守る」ことが基本です。
手術後に気をつけること
1. 傷口の管理
- 舐めたり噛んだりしないよう以前のきなこが通った病院ではエリザベスカラーや術後服を活用。
- 今回こむぎが行った病院はエリザベス無しでいいと言われ心配でしたが問題なく完治しました。
- 抜歯もそのまま何もしなくても大丈夫と言われ、術後の診療も問題なければ来なくて大丈夫と言われて無事に完治してます。
- こちらでやったことは、赤みや腫れ、膿が出ていないか毎日チェックしてました。
- 傷がふさがる前にジャンプさせないよう注意。
- 普段興奮するオモチャなどは一時的に隠しました、いつものように飛びついたりさせない為に隠しました。
- 抜糸と経過観察
- 病院によっては「抜糸が不要な溶ける糸」を使う場合があります。こむぎの場合もそのパターンで、特に抜糸や通院は必要ありませんでした。

もし赤みや出血、腫れが続く場合はすぐに受診が必要です。飼い主が日々のチェックを怠らないことが、安心して回復させるコツといえます。
2. 食欲と水分補給
- 病院から戻り少し寝て、お昼くらいにふやかしたご飯を少し食べてくれました。
- 水もしっかりと飲んでくれました。その日の夕方トイレでおしっこもしてくれて安心しました。
- 術後の当日はできる限り監視をして安静にさせてました。
3. トイレの様子
- 麻酔の影響で排泄リズムが崩れることもある。
- おしっこが出ていない、血尿がある場合は要注意。
- こむぎは帰ってからも早い段階でおしっこしてくれました。
4. 生活環境
- 段差を減らし、静かな場所で安静にできるよう工夫。
- 部屋の中にストレスになるものとりあえず、一時的に隠してました。
- 部屋にある普段から遊んでるものは撤去して、台なども登ったりしないように撤去しました。
5. 術後の1日目にやったこと
- こむぎは傷口が痛そうで舐めようとしてました、でもなるべく舐めさせないよに近くで
体にそっと手を置いて優しく撫でてあげてました。 - 愛犬きなこの時はエリザベスを付けてましたが、今回は何も付けてないので舐めたりすることが心配でした。
- 一応動物院には何かあった場合は時間外でも電話を入れてくれたら留守電も確認してるとのことで対処はしてもらってました。
- 夜寝る時もケージに監視モニターを付けてるのでそれを確認してました。
- 猫は痛みを我慢すると聞いてたので夜中も数回起きて確認してました。

我が家の愛猫の観察レポート
私の家の猫こむぎ(ブリティッシュショートヘア・♀)も生後7ヶ月で避妊手術を受けました。
- 術後当日:帰宅直後はぐったりして眠る時間が多く、ごはんはほとんど食べませんでした。
- 2日目:少しずつ食欲が戻り、おやつに反応する姿が見られて安心。この日からトイレも大も 小もするようになり一安心しました。
- 3日目:普段通りに遊ぼうとするほど元気に復活。ですが無理をさせず、ジャンプは制限しました。特に猫じゃらしは危険なので隠してました。この頃は傷口が気になる様で何度も傷口を舐めようとしてました。
- 1週間後:傷口もきれいにふさがり、抜糸も問題なし。ここでようやく一安心できました。
- 猫は初めてだったので手術後はかなりこちらも緊張しました。
避妊手術後の猫を安心させるコツ
- 積極的に抱っこするのではなく、猫が自分から甘えてきた時に優しく対応する
- 声をかけて安心感を与える
- 普段と違う様子(食欲不振・元気がない・傷口を気にしすぎるなど)があれば早めに病院へ
- こむぎも、術後しばらくは不安そうでしたが、落ち着いた声かけや抱っこで安心してくれるようになりました。
まとめ
猫の避妊手術は、健康寿命を延ばすためにとても大切な処置です。
しかし手術後は体に負担がかかっているため、飼い主が正しくサポートすることが必要になります。
- 回復期間はおおよそ1〜2週間
- 傷口のチェックと安静が最優先
- 食欲や排泄の状態を毎日観察する
- 異変があればすぐに動物病院に相談する
猫の避妊手術後は、最初の1週間がとくに大切な回復期間です。
飼い主がすべきことは「安静」「食事・排泄の観察」「傷口管理」の3つ。
我が家のこむぎも最初は不安な様子を見せましたが、落ち着いた環境を整えることでスムーズに回復できました。
避妊手術は猫の将来の健康を守る大切なステップ。
こむぎの体験を通して、猫にとって「避妊手術後の回復」は決して楽ではないことを実感しました。けれども適切なサポートをすれば、猫はしっかり元気を取り戻します。