「うちの子を可愛く撮るには、最新のiPhoneや高いカメラが必要なんでしょ?」
そう思っていませんか?
実は、それは大きな間違いです。 フォトグラファーとして45年以上、数多くの被写体に向き合ってきた私が断言します。機材の値段と、動画のクオリティは比例しません。
現に、私のYouTubeチャンネルで9,000回以上再生されている「こむぎ」の動画は、数年前に購入した**Androidの廉価版スマホ(購入時価格1円)**で撮影しています。
今回は、あえて高い機材を使わず、月々の通信費を抑えながらも、多くの人に見てもらえる魅力的な猫動画を撮るための「プロの技術」と「考え方」を公開します。
まずは証拠をご覧ください。この動画、1円スマホで撮りました
論より証拠。まずは、実際に私が愛用しているAndroidスマホ「OPPO Reno3 5G」で撮影したこちらの動画をご覧ください。
【再生数9,700回突破】こむぎのドヤ顔、最近ブラッシング専用ローション付けたら…」こむぎのドヤ顔ぜひ見て下さい。再生数9000を超えてます。撮影方法はシンプルです、部屋の明るさ日中の天気のいい日に窓からの光自然光が一番多い時間帯にスマホを持ってブレないように人間ジンバルモードで撮影してます。ただ息を止めてブレを体で吸収しながら撮影するだけです。

【再生数9,600回突破】早朝4時半の朝食、これらの動画が評価されている事実は、「画質(スペック)」ではなく「猫の可愛さを引き出す技術」こそが重要だという何よりの証明です。

使用機材は「OPPO Reno3 5G」。なぜあえて廉価版を使うのか
私が愛用しているのは、すでに2年以上型落ちとなっているOPPO Reno3 5Gです。 最新のiPhone Proシリーズなら15万円以上しますが、これはキャンペーンなどを活用した、いわゆる「1円スマホ」です。
なぜプロの私がこれを使うのか。理由は2つあります。
- 「弘法筆を選ばず」を実証したいから プロの技術があれば、道具が何であれ、被写体の魅力を引き出せます。それを皆さんにお伝えしたいのです。
- 浮いたお金を「こむぎ」に使いたいから スマホ本体や通信費に毎月何万円も払うなら、その分を愛猫の良質なフードや、将来のための医療費に残しておきたい。それが私の「猫と暮らす流儀」です。
手ブレ補正なしでもOK!プロ直伝のスマホ撮影3つの極意
とはいえ、安いスマホには強力な「手ブレ補正」や「AI補正」がないことも事実。そこで重要になるのが撮影テクニックです。
「人間三脚」で手ブレを封じる
高いスマホは走りながら撮ってもブレませんが、廉価版はそうはいきません。 撮影時は**「脇(わき)」を締め、スマホを持つ両肘を体に密着**させます。これだけで、驚くほど映像が安定します。私はこれを「人間三脚」と呼んでいます。呼吸を整え、自分が静止画の一部になる感覚で撮るのがコツです。
.デジタルズームは絶対に使わない
安いスマホのズーム機能は画質が荒れます。 猫に寄りたい時は、指で拡大するのではなく、自分自身が猫に近づいてください。これを「足で稼ぐ」と言います。猫と同じ目線に這いつくばって撮ることで、臨場感のある映像になります。
光を味方につける(ライティング)
暗い場所での撮影は、高価なセンサーを持つiPhoneの独壇場です。 逆に言えば、明るい場所なら安いスマホでも差は出ません。 私は必ず、窓からの自然光が入る時間帯や、部屋の照明がしっかり当たる位置でこむぎを撮影しています。光の向きを見る。これだけで1円スマホが高級機に化けます。
まとめ、機材にお金をかけるより、愛猫への愛を撮ろう
YouTubeでの再生数は、機材のスペックではなく**「愛猫の決定的瞬間を捉えているか」**で決まります。
通信費やスマホ代を見直し(私は家の光回線を含めても月9,000円以下です)、無理のない範囲で発信を楽しむ。 その工夫と愛情こそが、見てくれる人の心を動かすのだと私は信じています。キャリアはワイモバイルです、自分が住んでる地域では特に不便を感じた事は一度もありません。
皆さんも、今手元にあるスマホで、自信を持って愛猫ちゃんを撮ってあげてくださいね。



