猫を飼っていると必ず直面するのが「抜け毛」の問題です。特に換毛期には部屋中に毛が舞い、掃除をしてもすぐに毛が落ちてしまうことも少なくありません。我が家のブリティッシュショートヘア「こむぎ」も例外ではなく、毎日のブラッシングは欠かせない習慣になっています。
この記事では、私が毎朝こむぎに実践している「3ステップのブラッシング方法」と、その効果について詳しく動画でもご紹介します。愛猫の被毛ケアは健康管理の一部。毛球症の予防や皮膚トラブルの回避、そして何より飼い主との信頼関係を深める大切な時間でもあります。
なぜ猫にブラッシングが必要なのか
猫は自分でグルーミングをしますが、それだけでは取り切れない毛が残り、やがて毛球として体内に溜まってしまいます。毛球が大きくなると吐き戻しや便秘の原因になり、最悪の場合は手術が必要になることもあります。
さらに、抜け毛が部屋中に舞うと、掃除の手間が増えるだけでなく、アレルギーの原因にもなります。飼い主にとっても猫体が痒くなったりしますで、ブラッシングは「健康」と「快適な暮らし」に直結する大切な習慣なのです。
我が家のブラッシング手順(毎朝のルーティン)
シリコンブラシでやさしくスタート



まず使うのはシリコン素材の柔らかいブラシです。先端がやわらかく、押し当てても痛くないので猫も安心して受け入れてくれます。またこの商品はスイッチを入れるとブラシの下からミストが出るのでこむぎも気持ちよさそうです。
ほんのり湿らせながらブラッシングすることで、毛が舞い散らず、表面の毛をざっくりと整えられます。
こむぎも最初は「気持ちいい?」というように目を細めてくれるので、この段階からすでにリラックスモードに。最初のブラシは“慣らし”の意味もあり、猫とのスキンシップを意識しています。
スリッカーブラシでしっかり除毛


次に登場するのが定番のスリッカーブラシ。細かい金属ピンが密集しているため、毛の根元までしっかり入り込み、浮いた毛を効率的に取り除くことができます。
ただし注意したいのは「力加減」です。力を入れすぎると皮膚を傷つけてしまうため、こむぎの様子を観察しながら、やさしく根元から毛先へと流すように動かします。
毎回これでかなりの量の毛が取れるので、終わったあとは「今日もこれだけ抜けたか」と実感します。特に換毛期は毎日ごっそり取れるので、飼い主としては手応えがあります。
この段階でかなり毛は舞い上がるので近くに空気清浄機を置いてやってます、あとハンディータイプの掃除機もあるといいです。ブラッシングをする際は床なども直ぐに抜けた毛が取れるようなマットの上でやってます。
スリッカーブラシは見た目は痛そうでが、ブラッシングをするには必要だと思います。

コロコロで仕上げ&ケア
仕上げは洋服用のコロコロ(粘着ローラー)。一見すると掃除道具のようですが、猫の体にやさしく押し当てると、ブラシで取り切れなかった細かい毛がきれいに取れます。
また自分の体に付いた毛も綺麗に取れるので、お手入れの必需品です。
こむぎはこの工程が意外と好きで、コロコロを当てると「もっとやって」と言わんばかりに寝転がってくれることもあります。おそらくマッサージ感覚で気持ちいいのかもしれません。


ブラッシング後の部屋掃除も大切
ブラッシングが終わると、部屋にはやはり細かい毛が舞っています。そのままにしておくと衛生的に良くないので、我が家では必ず掃除機をかけて仕上げています。
猫の毛は細く軽いため、床だけでなくソファやカーテン、ベッドにも付着します。特にアレルギー体質の方は注意が必要です。毎日のちょっとした掃除が、清潔で快適な空間を保つポイントになります。
下の写真は朝もやりましたが午後からやってもこれくらいは毛が抜けてます。

毎日ブラッシングして気づいたこと(飼い主の実体験)
毎日ブラッシングをしていると、単なる毛のケア以上の発見があります。
- 体を触ることで「しこり」や「傷」を早期に見つけられる
- 体を細かく確認するので、皮膚の状態を確認できる
- 皮膚の赤みやフケなど健康チェックができる
- スキンシップの時間が増え、猫との信頼関係が深まる
- こむぎのためにもできれば毎日がお勧め
- 毎日する事でこむぎも自分である程度ブラシをすると体を反対に向けます。
- ブラシが終わった後は必ず部屋も掃除するので風水的に運気アップです!
実際、こむぎの首元に小さなかさぶたを見つけたのもブラッシング中でした。すぐに病院で診てもらったことで大事には至らず、あらためて「毎日のケアの大切さ」を実感しました。
ブラッシングを嫌がる猫への工夫
もちろん、猫によってはブラッシングを嫌がる子もいます。そんなときは以下の工夫がおすすめです。
- 短時間から始める(1分でもOK)最初は無理しないこと
- お気に入りのおやつとセットにする 終わった後はご褒美をあげる
- ブラシを猫に匂わせて慣れさせる 普段からブラシは近くに置く コロコロも置くことをお勧めします
- 嫌がったら無理に続けない
こむぎも子猫の頃は少し嫌がることがありましたが、「終わったらおやつ」を繰り返すうちに、今では自分からブラシに体を寄せてくるようになりました。
まとめ
猫のブラッシングは、ただ抜け毛を取るだけでなく、健康維持や快適な暮らしのために欠かせない大切な習慣です。
- シリコンブラシでやさしく毛を整える
- スリッカーブラシでしっかり除毛する
- コロコロで仕上げて細かい毛を取り除く
- 掃除機で部屋を清潔に保つ
- 全てが終わるとこむぎにとっても飼い主にとっても運気アップです。
この流れを毎日続けることで、抜け毛対策はもちろん、愛猫との信頼関係も深まります。
こむぎとの毎朝のブラッシングは、今では私にとっても大切な癒しの時間になっています。ぜひみなさんも、愛猫との暮らしにブラッシング習慣を取り入れてみてください。