ペットを撮影してストックフォトに挑戦してみたい!そんな方は年々増えています。
スマホでもきれいな写真は撮れますが、ストックフォトの審査を通過しやすい写真を撮るには、やはりデジタルカメラの導入が有利です。
ただし、高額なプロ仕様カメラを買う必要はまったくありません。むしろオーバースペックになってしまい、機材費が回収できないことも多いのです。
そこで本記事では、初心者でも低予算で始められる、ストックフォト向けカメラ選びのポイントをわかりやすく解説します。実際私が愛犬トイプードルきなこの写真を撮影してた時のメインカメラはソニーのAPS-C搭載のカメラでした。
カメラはセンサーサイズがAPS-Cであれば背景のボケ味も綺麗に出ます、当時メインで使用してたカメラはSONY NEX-5N がメインでした。速写性もあってスナップ感覚で撮影できました。
下の写真は10年以上まえの写真です。この2枚は今でもダウンロードされてます。


センサーサイズとは?
カメラ選びで最も重要なのが「センサーサイズ」です。
センサーとは、光を取り込み画像に変換する部品で、これが大きいほど画質が良くなり、暗所にも強くなります。
代表的なセンサーサイズを簡単に比較すると以下のようになります:
- フルサイズ(35mm判)
プロ用カメラに多い。画質は最高だが価格も高い。 私は3年前にCANON RPを買ってますが オーバースペックです。 - APS-C
趣味から商用まで幅広く使えるバランス型。カメラ本体もレンズも比較的安価。 - マイクロフォーサーズ(M4/3)
小型軽量ながら十分な画質。持ち運びが楽で旅行や日常撮影向き。但し動きのあるペットを撮影する場合は慣れが必要です。 - 1インチセンサー
高級コンパクトデジカメに搭載。小さいけれど解像度が高く、ストックフォトにも十分通用。SONYから出てるRXなどは写りが綺麗です。
センサーサイズ比較イラスト
📷 センサーサイズの比較図
- フルサイズ:大きな四角形
- APS-C:フルサイズの約2/3の大きさ
- マイクロフォーサーズ:APS-Cよりさらに一回り小さい
- 1インチ:さらに小さいがスマホよりは大きい

ストックフォトに必要な画素数
では、ストックフォト用にはどのくらいの画素数が必要なのでしょうか?
結論から言うと、**2000万画素以上(20MP前後)**あれば十分だと思いますが、サイトにより画像サイズが大きい方が審査が通りやすい場合もあります。
近年のカメラはほとんどが2000万画素を超えているので、特別に高解像度モデルを買う必要はありません。
予算別おすすめ機材
1. 低予算で始めたい方(3~5万円程度)
- 中古のミラーレス一眼(マイクロフォーサーズ / APS-C)
例:オリンパス PENシリーズ、富士フイルム X-Aシリーズなど - 1インチセンサー搭載コンパクトデジカメ
例:ソニー RX100シリーズ(旧モデルなら安価)
2. バランス良く始めたい方(6~10万円程度)
- エントリーAPS-Cミラーレス
例:Canon EOS Kiss M2、Sony α6400、中古ならさらに安価 - マイクロフォーサーズ機(Panasonic LUMIX / OM SYSTEM)
3. 本格的にやりたい方(10万円以上)
- 最新APS-C上位モデル
例:富士フイルム X-S20、Sony α6700 - フルサイズ入門機(ただし予算に余裕がある場合のみ)
例:Canon EOS RP、Sony α7C
なぜオーバースペックは不要なのか?
ストックフォトは「画質が良ければ売れる」という単純なものではありません。
重要なのは 被写体の需要・写真のテーマ性・構図のわかりやすさ です。
仮に50万円のカメラを買っても、販売価格は1枚数十円~数百円。
機材費を回収するのは非常に難しいのです。
そのため、必要十分な性能を持った中級クラスのカメラが最適なのです。
まとめ
ストックフォト用のカメラ選びでは、
- センサーサイズはAPS-Cやマイクロフォーサーズで十分
- 1インチセンサー搭載コンデジもアリ
- 画素数は2000万画素あれば問題なし
- オーバースペックは採算が取れないので避けるべき
という点を覚えておけば間違いありません。
最初は手頃な中古カメラやコンパクトモデルで十分。
高級なカメラは確かにピントも精度も高いですが、下位モデルでも特性を理解して使えば問題ありません、屋内で撮影するなら連写機能は必要ありません、部屋をライティングをして撮影すれば別ですが基本撮影はワンショットで撮る事をお勧めします。
大切なのは「あなたのペットの魅力をしっかり切り取ること」です。
写真の出来栄えは機材よりも「光の使い方」と「構図の工夫」に左右されます。
ぜひ低予算でカメラを導入し、気軽にストックフォトの世界を楽しんでください。
「近年では、AIで生成した画像もストックフォトとして販売できるようになっています。私自身もAI生成の画像を出品しており、実際に売上につながっています。次回はその方法についてご紹介します。」
