ワクチンのメリットとリスクを飼い主目線で解説
こむぎを4月6日に迎えてから最初に直面する大切なイベントの一つが「ワクチン接種」です。
我が家のブリティッシュショートヘアの子猫「こむぎ」も、生後数か月で動物病院にて初めての一度目をワクチンを受けてました。こむぎを迎えてから2回目のワクチンは猫を守るために欠かせないものですが、同時に副作用や体調変化といったリスクもあります。
4月11日に2度目のワクチンをこむぎは接種した当日から3日間ほど体調を崩しトータルで7日ほど影響が出てました、その間元気がない日が続きました。
子猫のワクチン接種の重要性、リスク、接種しなかった場合に起こりうること、料金やスケジュールなどを、実際の体験談を交えながら解説します。初めて猫を飼う方の参考になれば幸いです。

子猫のワクチン接種とは?
ワクチン接種とは、ウイルスや細菌による感染症から猫を守るための予防処置です。特に子猫は免疫力が弱く、感染症にかかると重症化しやすいため、動物病院ではほとんど必ず接種をすすめられます。
猫の代表的なワクチンには以下の種類があります。
- 3種混合ワクチン
猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症を予防 - 5種混合ワクチン
上記に加えて、クラミジアや猫白血病ウイルス感染症を予防
我が家のこむぎは、もっとも一般的な 3種混合ワクチン(料金5,000円) を接種しました。
ワクチンは北海道では本州に比べてワクチンの数が少ないと思います。価格は動物病院によって
異なるので事前に確認しましょう、病院によってはワクチンを打つ際に他の検査をするような病院もあるので初めて動物病院に行く際はスマホなど検索して口コミも参考にされると良いと思います。
ワクチン接種の重要性
なぜワクチンが必要なのか? それは猫にとって命にかかわる病気を防ぐためです。
飼い主からすると特に他の猫も居ないし家猫なら大丈夫って考えたり?
- 猫ウイルス性鼻気管炎(猫風邪)
くしゃみ・鼻水・発熱・目やにが出る。重症化すると肺炎になることも。 - 猫カリシウイルス感染症
口内炎や舌の潰瘍を引き起こし、食欲不振に。慢性化するとつらい病気。 - 猫汎白血球減少症(パルボウイルス感染症)
下痢や嘔吐、脱水を伴い、子猫は致死率が非常に高い。
これらは自然治癒が難しく、一度かかると完治が難しい病気も多いため、予防がなにより大切です。
ワクチンを接種しないとどうなる?
ワクチンを受けないまま外に出ると、他の猫や環境からウイルスに感染する可能性があります。
- 保護猫を迎え入れた場合 → 既にウイルスを持っていることもある
- 外に出る猫 → 野良猫との接触で感染しやすい
- 完全室内飼い → 感染リスクは低いが、人間の靴や衣服を介してウイルスが持ち込まれる可能性あり
つまり「完全室内飼いだから大丈夫」というわけではなく、最低限の予防策としてワクチンは必要です。これを考えるとやはり打つ方が安全です。
副作用やリスク(こむぎの体験談)
ワクチンにはメリットだけでなく、副作用のリスクもあります。
- 接種後1〜2日は食欲不振や倦怠感が見られることがある
- 注射部位が腫れることもある
- まれに強いアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こすケースもある
こむぎの場合は、接種直後から体調が悪くなり、息もぜいぜいしててとても心配になり夕方動物病院に電話をしてもう少し様子を見て安静にという事で、その日はこむぎをケージに入れて寝かせてました、その間監視モニターでこむぎの確認をしてました、一応病院側からも何かあればいつでも電話しえくださいと、聞いたのでそこは安心できました、とりあえずそ翌日ある程度元気になったので、病院にも報告して、それから5日間ほど体調が安定しませんでした。
幸い命にかかわるものではありませんでしたが、初めての経験で飼い主としてはかなり不安になりました。小さな体で苦しい表情を見てると辛いです。
接種前はこむぎが部屋を元気に、走り回る姿がワクチン後にほとんど動けなく、フラフラと今にも倒れそうな感じでとても不安でした。
それからワクチンを接種される場合は午前中がお勧めです!
接種後に体調の変化があった場合、動物病院も夕方も営業してるので相談できます。
接種後は緊急時の連絡方法などを確認する様にしましょう。
→ 個体差があるため「必ず副作用が出る」わけではないですが、飼い主が体調の変化に気づけるよう注意深く観察することが大切です。

ワクチン接種スケジュールと料金
一般的に子猫は 生後2か月前後から接種を開始します。
1回目:生後2か月頃
2回目:3〜4週間後
(場合によっては3回目を打つこともある)
以降:1年ごとに追加接種
料金は病院や地域によって異なりますが、3種混合で約4,000〜6,000円が相場です。
こむぎの場合は 1回5,000円 でした。
初めて飼う人へのアドバイス
- ワクチン後は数日は安静にし、無理に遊ばせない
- 接種した日はシャンプーや激しい運動を避ける
- 食欲や元気がない場合はすぐに病院に連絡
- 費用は継続的にかかるため、ペット保険や積立を検討すると安心
まとめ
子猫のワクチン接種は、命を守るために欠かせない大切な予防医療です。
もちろん副作用やリスクはゼロではありませんが、それ以上に感染症の危険性は大きく、接種しない選択はリスクが高いといえます。
こむぎも副作用でしばらく元気をなくしましたが、今ではすっかり回復し、ワクチンを打ったことで安心して一緒に暮らせています。
今回の経験を病院の先生と相談したところ、来年打つ時は、午前中に接種することにしました。
これから猫を迎える方には、ぜひ 「ワクチンの必要性」 を理解し、しっかりと準備を整えていただきたいと思います。