昨年のクリスマス、我が家の愛犬トイプードル「きなこ」は、静かに虹の橋を渡っていきました。
14年半も間、家族として一緒に過ごし、笑顔や癒しを与えてくれた存在がいなくなった喪失感は、言葉にできないほど大きなものでした。
しかし、不思議なことに、きなこは今も私たちのそばで生き続けています。
その理由は、ストックフォト。stock photoかつて撮りためたきなこの写真が、今も世界中でダウンロードされ、誰かの手に届いているのです。



ストックフォトがくれる“時間を超える命”
私はカメラマンとして長年活動してきました。愛犬きなこも、日常の中で自然にレンズの前にいてくれました。きなこは特にレンズ目線が得意で撮影も楽でした。
そしてその写真たちは、ストックフォトとして登録され、インターネット上で公開されています。
すると驚くことに、きなこが亡くなった後も、世界中の誰かがきなこの写真を選び、利用してくれているのです。
これは単なる写真販売ではありません。
- きなこの存在が、見知らぬ誰かの生活や作品の一部になる
- きなこが表紙に採用された商品が今でもお店に並んでる
- 一度シャッターを切った瞬間が、何年経っても色あせない
- 写真が“命の記憶”を未来へと運び続ける
デジタルの世界だからこそ、きなこは今も現役で、活躍し続けています。
ダウンロード通知がくれる、あの日の温もり
下の写真は採用されて広告で使用された例です。
ストックフォトサイトから「あなたの写真がダウンロードされました」と通知が届くたび、夫婦で共有してその時のきなこの表情や、撮影した日の空気まで思い出します。写真は不思議なもので見た瞬間にその場にきなこが居るような感覚があります。
写真の中のきなこは、笑顔で、元気で、私の隣にいます。
もう撫でることはできなくても、その温もりは画面越しに蘇ってくるのです。
そして、この事実は私達夫婦に大きな慰めを与えてくれます。
「きなこは消えてしまったわけじゃない。今も、誰かの心の中で生きている」
その想いが、悲しみをやわらげ、前を向く力になりました。
想いの継承:今はこむぎがそばに


今、私たちの家にはブリティッシュショートヘアーの猫「こむぎ」がいます。
性格も姿も違うけれど、こむぎはまるできなこの想いを引き継いでくれたかのように、日々私たちに寄り添ってくれます。
- 朝の「おはよう」の代わりに見つめてくれる瞳
- そっと横に来てくれる安心感
- 何も言わず、そこにいてくれる存在の重み
- きなこと似たような動きや、使用してたケージも同じ猫なのに犬のような感じがします。
きなこが残してくれた優しさや温もりは、今、こむぎを通して私たちの中で生き続けています。
グーグルフォトやAmazonフォトを使用してるので、数年前の記録の写真が日々メールが来るのでその度にきなこの思い出がたくさん出てきます。
まとめ:写真は、命を未来へつなぐ宝物
愛犬や愛猫との時間は、どうしても限りがあります。
しかし、写真はその瞬間を永遠に閉じ込め、未来へと運び続けてくれます。
ストックフォトを通して、きなこは今も世界のどこかで誰かを笑顔にしている——。
その事実は、何よりも大きな救いであり、誇りです。きなこの写真が今でもペット用品販売店で
見つけると嬉しくなります。特にペットショップの大型看板になったきなこを見ると感動します。もし、あなたにも大切なペットがいるなら、ぜひその姿をたくさん残してあげてください。
ストックフォトに登録しなくても記録の写真は撮ってあげましょう。
それは、あなた自身への贈り物であり、いつか同じように誰かを励ます一枚になるかもしれません。
きなこの紙袋は10年ほど前にセリアでも販売されてた紙袋です。ガチャポンのまんまる犬のパッケージに使われてました。



