「たった一枚の写真が、何度も稼ぎ続け、多くのメディアで使われる」 そんなストックフォトの魅力を、皆さんはご存知でしょうか?
こんにちは、「猫も杓子もこむぎ」運営者であり、カメラマンの[Akeo]です。
実は先日、愛猫こむぎの「ある写真」がAdobe Stock(アドビストック)でベストセラーを記録し、さらにYahoo!ニュースや大手猫メディアなど、確認できただけで4社以上の広告・記事で採用されていることがわかりました。
「なぜ、数ある猫写真の中で、この一枚が選ばれ続けるのか?」
今回は、実際に売れている実績データの公開とともに、プロのカメラマンの視点から**「売れる猫写真の構図と理由」、そして「一枚の写真が持つ資産価値」**について深掘りして解説します。
【実績公開】1枚の写真が生み出す収益とメディア掲載
まずは、論より証拠。実際にどのような結果が出ているのか、実際の管理画面をお見せします。

(ここで「Congratulations $5.60」の画像を挿入) キャプション:Adobe Stockからのレポート。「Your best seller」としてこむぎの写真が評価されています。
現在のレートは5.6米ドル(USD)は約881.92日本円(JPY)
これは単価の一例ですが、ストックフォトの面白いところは、これが「一度きり」ではなく「継続して」ダウンロードされ続けている点です。
さらに驚いたのが、この写真の使われ方です。Web上で画像検索をしてみると、Yahoo! JAPANや有名猫メディアのアイキャッチ画像として、ずらりと並んでいるのが確認できました。

プロの視点で分析。「やんのかステップ」が選ばれる3つの理由
では、なぜこの写真がこれほどまでに選ばれるのでしょうか? カメラマンとしてのキャリアから分析すると、単に「猫が可愛いから」だけではない、デザインとしての使いやすさと被写体の強さが見えてきます。
「感情」がひと目で伝わる決定的瞬間
この写真は、猫特有の威嚇・興奮ポーズである「やんのかステップ」を捉えています。 記事の制作者(デザイナーやライター)は、「猫の不思議な行動」や「怒り」「興奮」「面白さ」を表現する画像を常に探しています。 ただ座っているだけの写真よりも、「動き」や「感情」が明確な写真は、記事のクリック率を上げるために重宝されるのです。
切り抜き・文字入れがしやすい「構図と背景」
写真を見ていただくとわかるとおり、背景はシンプルなフローリングと白い壁です。 ごちゃごちゃした家具が写り込んでいないため、
- テキスト(文字)を写真の上に載せやすい
- 記事のトーンを邪魔しない清潔感がある というメリットがあります。プロの現場では、この「素材としての使いやすさ(汎用性)」がダウンロード数を大きく左右します。
クオリティ(ピントとライティング)
動きの速い「やんのかステップ」ですが、しっかりと目にピントが合い、毛並みの質感まで描写できています。これはスマホのスナップではなく、一眼レフ等の機材で適切なシャッタースピードで捉えているからこそ。 拡大しても荒れない高画質な写真は、商業利用において必須条件です。
ストックフォトは「資産」になる。カメラマンとして伝えたいこと
私は普段ストックフォトカメラマンとして活動していますが、ストックフォトの魅力は**「過去に撮った一枚が、自分が寝ている間も働き続けてくれる」**ことだと実感しています。
このこむぎの写真は、撮影したその瞬間だけでなく、数ヶ月後、数年後もこうして価値を生み出し続けています。 「良い瞬間を、確かな技術で残す」。そうすることで、愛猫との思い出がただの記録写真から、社会で必要とされる「作品」や「資産」へと変わるのです。
まとめ
今回ご紹介した「やんのかステップ」の写真が売れ続けている理由は、以下の3点でした。
- 「感情」や「動き」が明確であること
- 背景が整理されており、素材として使いやすいこと
- 商用利用に耐えうる画質であること
もし、皆さんのスマホやカメラの中にも「奇跡の一枚」が眠っているなら、それは世の中で必要とされている写真かもしれません。
これからも、プロの技術と愛猫こむぎのキャラクターを活かして、見て楽しめる、そして「役立つ」写真を撮り続けていきたいと思います。



