夏場の雑草をリサイクル液で除草する方法



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この方法は除湿剤に溜まった水を利用します。ただし土壌にも影響が出ますので周囲の状況を判断して自己責任でお願いします。
この時期は湿度も高く最も除湿剤が活躍する季節です。
上の写真は除湿剤に溜まった水を直接雑草にかけたものです、使い終わった除湿剤ですが捨てる前に少し手間はかかりますが家の廻りなどの雑草にかければ2日ほどで枯れてきます、その後草を抜いてゴミと一緒に処分します。
この作業をする際は必ずゴムの手袋をすることをお勧めします。
除湿剤の水ってただの水じゃないの?、ただの水ではありません。
市販の除湿剤(たとえば「ドライペット」「湿気とり」など)には、**塩化カルシウム(CaCl₂)**という成分が使われています。
空気中の湿気(水分)を吸収することで、化学反応によりドロドロの塩化カルシウム水溶液になります。
つまり、あの除湿剤の下に溜まっているのは:
水+高濃度の塩分(塩化カルシウム)
→ 実質「強い塩水」
🌿 なぜそれを雑草にかけると枯れるの?
植物の細胞は、浸透圧のバランスで水分を保っています。
除湿剤の水は「高濃度の塩分水」で、これが植物にかかると:
- 植物の根から水分が逆流する(=脱水状態になる)
- 土壌のバランスが崩れ、根がダメージを受ける
- 根が水分や養分を吸収できなくなり、植物が枯れるという現象が起きます。
☠️ つまり、除湿剤の水は植物にとって「毒」
特に雑草は生命力が強いですが、それでも塩分濃度が高い水をかけられると、さすがに耐えきれずに枯れます。
ただし「除草剤」ではないため、全ての雑草に100%効くとは限りませんし、周囲の土壌もダメになる恐れがあるので注意が必要です。

こむこむ
パパ使い終わった除草剤溜まった水も除草剤になるんだね!

パパ
意外と効くから毎年夏の間は家の周りの雑草に使えるんだよ。
✅ まとめ
- 除湿剤に溜まった水の正体は、高濃度の塩化カルシウム水(=強い塩水)
- それを雑草にかけると、根から水分が奪われて枯れる
- 効果はあるが、土壌汚染や周辺植物への悪影響もあるので使い方には注意!
- また本体に切り込みを入れる際は液体が飛び散ったりするので注意してください。
- 家ではこの方法10年くらい前から、家の外壁の壁際など雑草がすごいので助かります。
- この廃液を巻く際は周辺の状況や特に近隣などに気をつけて撒くようにしてください。